こんにちは、松本養鶏場です。
段々と汗ばむ陽気になってきて、もうすぐ梅雨もやってきますね。
ニワトリたちも暑いとバテてしまうので、毎日の温度管理が大変です(^^;)

さて先日のブログでは「松本養鶏場の一日の流れ」をご紹介しましたが、みなさんご覧になりましたか?

その続編として、今回は「ニワトリの餌作り」についてご紹介します。

松本養鶏場のニワトリたちはこんなご飯を食べています♪

5月某日。遠く離れた仕入先まで、ニワトリたちの餌の材料を取りに行きました。材料はどこの物でもいいという訳ではなく、いつも同じ所から仕入れています。
ニワトリたちに美味しいたまごを産んでもらうためにも、毎日与える餌には非常に気を遣っているんですよ。

お茶

人間も飲めるほど上質なお茶を、2ヵ月に一度「東彼杵」から仕入れています。

5月に仕入れた茶葉の量は約120kg!

20kg入りのお茶袋を6つ、軽トラックに運び込むのはなかなか大変です。茶葉は大きくてかさばるので運び終わる頃にはヘトヘト(;’∀’)

でも、とても爽やかでいい香り~♪

茶葉はケージ飼い・平飼いの両方に与えています。

大豆

飼料用の大豆は、2ヵ月に一度「伊万里」で仕入れています。

5月に仕入れた大豆の量は約100kg、20kg入りの大豆袋5つ分。植物性たんぱく質がたっぷりとれます。

大豆を与えるのは、平飼いのニワトリたちだけです。

魚粉

近くの漁港内に魚粉を作っている所があるので、5月は約40kg仕入れました。20kg入りの魚粉袋を2つ、車に載せると何とも言えない魚の生臭いニオイが充満します(;´・ω・)


一日中、車に乗せたままにしているとニオイが染みついて大変!夏場は正直なところ、かなり厳しいです。

魚粉は扱うのが大変ですが、ニワトリたちの大好物なので絶対に欠かせません。動物性たんぱく質がとれるので、体にもいいです。

お米

平飼いのニワトリたちの主食は「お米」です。

ちなみにケージ飼いのニワトリたちは「トウモロコシ」が主食。

お米も調達は地元企業の西海クリエイティブカンパニーさんに協力頂いています。
いつも助かっています!
平飼いではお米がメインの食料なので持続して調達できるかどうかは課題なんですよね(^_^;)

ニワトリたちの餌はどんな風に管理されているの?

餌は全部まとめて作るのではなく、1週間毎に必要な分だけ作っています。できあがった餌はビニール袋に入れて、保管庫で大切に保存。毎日使う分だけを保管庫から取り出して、ニワトリたちに与えています。

【松本養鶏場】餌作りの作業場

ケージ飼いのニワトリたちの場合、決められた時間になると機械が自動的に餌やりをします。反対に平飼いのニワトリたちには、人間の手で丁寧に餌やりと水やりを行っているんですよ。


機械に頼った経営はしたくなくて。手作業も必要だと思ってるんです。
全部機械化しようと思えばできるけれど、逆に機械が壊れた時に何もできなくなってしまう。何年も使っていると故障もするし、維持費も大変なんです。

まとめ

ニワトリたちは生き物ですので、新鮮な餌作りが欠かせません。
一般的なケージ飼いと比べて、平飼いの管理はさらに大変です。

でも手間をかけた分、平飼いのたまごの方が美味しくなりますし、ニワトリたちも幸せそう。


松本養鶏場では現在約80羽のニワトリたちを平飼いで飼育していますが、今後はもっと平飼いを増やして1,000羽を目指して頑張っていきたいと思っています。


将来的にはケージ飼いを全部やめて、平飼いを2,000羽ぐらいまで増やせたらいいな(^▽^)♪