こんにちは! 松本養鶏場です。
「鶏肋(けいろく)」という言葉をご存知でしょうか。
先日、にわとりに関することわざを何気なく調べようとしていたらこの言葉に行き当たりました。
「鶏肋」は三国志に出てくる言葉です(^^♪
もともとはにわとりのあばら骨を意味する言葉です。
にわとりのあばら骨のあたりは、骨に肉がちょっとついていて出汁が良く出るのでスープの材料にされるものです。
でもその肉は食べるほどの量はないのでお腹が満たされない(*´Д`)
そこから転じて、「捨てるには惜しいが大して役には立たないもの」という意味で使われます。
ここからは三国志のエピソードなんですが(三国志、大好きです( ー`дー´)キリッ)
魏(ぎ)の王・曹操(そうそう)が、戦のときに部下の夏侯惇(かこうとん)に「鶏肋」という指示を出したんです。
夏侯惇は「鶏肋」の意味がわかりませんでした。
でも、頭のいい楊修(ようしゅう)という部下がその言葉を聞き、「捨てる(=撤退する)には惜しいが、このまま攻め進んでも利は無い」という曹操の真意を見抜いて撤退を計画しました。
でまあ褒められるかと思いきや、自分の真意を見抜かれてその頭の良さを恐れた曹操は楊修を死刑にしてしまいました((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
・・・
いや何の話って、三国志っておもしろいよね(*´▽`*)
中学生のころからハマってもうウン十年。
三国志の中で僕は特に夏侯惇(かこうとん)が好きです。
劉備(りゅうび)と敵対する曹操はいつも敵役にされがちですけど、「蒼天航路」(作 王欣太 KING☆GONTA、原案 李學仁、講談社)という作品の中では曹操が主役です。
その蒼天航路での夏侯惇が超カッコいい(`・ω・´)
夏侯惇は、片目の将軍で、疎まれた楊脩とは逆に曹操が友人と呼べるほどに信頼を寄せた部下です。
曹操を裏切ったりする部下もけっこういる中、夏侯惇は曹操に忠義を尽くしました。そんな信頼関係ってイイですよね。
そしてさらに片目のエピソードがまた超絶カッコイイ……!
戦のときに矢を目に受けてしまったが、その矢を目玉ごと引き抜いて、しかもその目玉を食べちゃったんですよ。(;゚Д゚)マジ
なんて豪胆な……!!!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
隻眼で眼帯ってだけでもカッコイイのに、そんな豪胆なエピソードがめちゃくちゃシビれます。
しかも夏侯惇は誠実なキャラで周りの信頼もとても厚い。
豪胆さの中身って「厳しさ」と「優しさ」が共存しているものだと思います。それが人の心を動すんですよね。
そんな豪胆さに憧れます。
翻って僕はというと、そういう豪胆さは持ってない(*´Д`)
僕はけっこうストイックで、仕事も私生活もビシビシストイックに厳しくやっていくタイプ。
自分が動くプレーヤー側であって、人を動かすタイプじゃないんです。
しかも、自分がストイックだからついつい周りの人にも同じストイックさを求めてしまう(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
厳しさが前に出すぎちゃう……(;^ω^)
だから、豪胆な夏侯惇には憧れるけど、自分はそうできないということを理解したうえで、自分にできることをしっかりやっていこうと考えています。
松本養鶏場の一番良い形はどんな形かを考えて行動して、日々生きています。
夏侯惇のように人の心を動かすことができなくても、今の環境の中で松本養鶏場の事業効率を良くしていくこと。
それが僕にできることなんだと思っています。
自分の特性を活かしていかないとね_(:3 」∠)_
さ、今日もにわとりさん達のお世話をがんばろう。