こんにちは、松本養鶏場です。

先日、平飼いの鶏舎の引っ越しを行いました。

新しい鶏舎にも慣れてきたかな~? にわとりさん、どうですか??

平飼いにわとり
にわとりアップの表情

「………!!!」(と、言っているように見える↑)

なんだか気持ちよさそうですね。

やっぱり平飼いはにわとりにとって良い環境なのです。にわとりたちは、本来、地面の上で暮らす動物だからです。

平飼いで、にわとりさんの自然な姿が見られる

平飼いにしているにわとりたちは、よく地面をつっついたり、足で掘り返したりしています。

これは、実はエサとなる虫を探しているための行動なのです。

また、ちょうどいい大きさの小石を探していたりもします。そして見つけたちょうどいい小石は、なんと飲み込んでしまうのですよ。

にわとりは、歯がないためエサをかむことなく丸飲みにしてしまいます。(くちばしでついばんでもエサはそんなに小さく切れません。)

そうして丸飲みしたエサはそのままだと消化しづらいので、おなかの中で小石がそのエサを砕いて小さくして、消化を助けてくれるのです。

グッジョブ、小石!!( ̄▽ ̄)

めっちゃカワイイポーズもあるぞ

さてにわとりさんたちは、なぜか埋まるのが好きみたいです。

鶏舎の地面にはもみ殻を敷いているのですが、そのもみ殻を少し掘り下げて埋まっている姿がよく見られます。

え? 何を言っているのかよくわからないって?

ですよね~(;^ω^)

では実際にご覧いただきましょう。

座っているにわとり

このポーズ、かわいくないですか? いや実際、この埋まっているところが、めちゃくちゃかわいい……!!!

これはもう松本養鶏場史上最強カワイイポーズです。

普段からカワイイにわとりさんたちですが、このポーズはベストもベスト、まさに「ベスト・オブ・チキン」です。(バンド名みたいwww)

ちなみに、このベストなポーズも長くは続かず、わりとすぐに這い出してきてしまうので、いつでも見られるわけではないのです。(´・ω・`)ションボリ。

でもこんなふうに、にわとりさんたちの自然な姿が見られる平飼いはとってもおもしろいですよ。

平飼いの鶏舎が2か所になりました

平飼いの様子

さて、そもそも何で引っ越しをしたかっていうと、平飼いできる場所を2か所に増やしたからなんです。

これまでは、試験的に平飼いを始めた鶏舎があったのですが、今後平飼いを本格的に増やしていくことを考えたとき、2か所持つ必要があったのです。

というのも。

ケージ飼いと平飼いで何が違うかというと、ただ鶏舎が違うというだけではなく、エサも変えています。

平飼いでは、オリジナル飼料に加えて野菜や果物をあげたりしています。そうして食べ物が変わると、だんだんたまごの味や成分が変わっていきます。

ケージから平飼い鶏舎に移してたった一日で「ハイ、平飼いのハッピーたまごです」とはなりません。

そう、この途中段階ではいわばまだ「仮の」ハッピーたまご。

だいたい1週間から10日ほど経つと、たまごの味と成分がしっかり入れ替わり、【真の】ハッピーたまごとなるのです。

このように、ケージから平飼いに移るには時間が必要なので、2か所に増やした平飼い鶏舎のうち、今まで使っていた鶏舎はこの移行期間用の鶏舎としています。

また、にわとりの中にも平飼いの環境に合わない子たちもいるのです。そういう子たちの見極めにも使います。

そして10日ほどだったら、新しく作った平飼い鶏舎に引っ越してのびのびとにわとりさんたちに過ごしてもらい、元気にハッピーたまごを産んでもらうというわけなのです。

そんな紆余曲折を経て、ベスト・オブ・チキンのポーズが見られるというわけなのです。

この「座っています」感が、たまらねえ~~(≧▽≦)