こんにちは、松本養鶏場です。
今日も元気にニワトリたちのお世話を頑張っています(´ω`)

養鶏場内にはたくさんのニワトリがいますが、実はそれぞれに個性があるって知っていましたか?

今回は「脱走が大好きなニワトリの話」をお届けします。

脱走大好き!自由奔放な2羽のニワトリ

みんなが楽しみにしている餌やりの時間に、必ず逃げ出そうとする2羽のニワトリがいます。
ほかのニワトリたちが夢中になって餌を食べているのに、なぜかその2羽だけはいつも外に脱走してしまって・・・(^^;)


ニワトリは主観でしか物事を考えていないので、人間なら誰でもすぐにわかる「入口・出口」という概念がないんです。だから、一度外に出てしまうと自力で戻れなくなってしまう(>_<)
まぁ、脱走したとしても食欲はあるので、餌の近くからは離れないんですけど・・・。


あと松本養鶏場には平飼いのオスもいるんですが、脱走した2羽のニワトリたちを見て「コッココッコ」と焦ったように鳴くんです。オスには群れを統率する役割があるので、心配でたまらないんでしょうね。


もちろん脱走した2羽はすぐに捕まえて元の場所に戻してあげるんですけど、
すかさずオスがやってきて説教をします。
でも2羽はオスのことなんか気にせずに、素知らぬ顔で餌を食べ始めるので、なんだかオスが気の毒で・・・( ;∀;)

あとこれは別の話
あるとき鶏舎の横に開いていた穴から逃げ出したニワトリがいたんです。
そのまま山へ自然へ帰っていく…かと思いきや、元のケージの場所まで戻っていたことがありました。

鳥類の帰巣本能は有名ですが、ニワトリも同じなのかもしれませんね。

将来はニワトリたちを放牧してみたい

ニワトリが逃げ出すのには何か理由があると思います。
もしかしたら、今よりもっと広い場所で運動したいと思っているのかもしれません。

ほかの養鶏場では、もっと大きな敷地でニワトリを平飼いしている所も多いので憧れますね。
まずは今よりも2倍ぐらい広い所で、ニワトリたちの運動場を作ってあげたいです。

そしていつかは山を丸ごと1つ使って、ニワトリたちの牧場を作りたい!
ニワトリは虫(ムカデも好物)や雑草を食べるので、山に放してあげられたら天然素材の餌を食べてのびのびと育つことになります。

人工的に調合した飼料を使わない、究極にオーガニックなたまごを販売できるかも?


ただあまりにも敷地が広すぎると、たまごを収穫するのが大変そう(^^;)

害獣による被害もあるかもしれません。なかなかハードルが高いですね。

もう1つ考えているのが、ニワトリたちの老人ホーム的な癒しの施設です。
現在ニワトリたちは良質なたまごを産めなくなると、生後約1年で食肉にされてしまいます。

ニワトリたちを大切に育てていると情も湧きますし、これまでたくさんのたまごを産んでくれた分、恩返しもしてあげたい。

老人(老鶏?)ホーム的な場所があれば、かわいいニワトリたちが天寿を全うするまで見守ることができるかもしれない。

この夢を実現するためには、もっともっと頑張らないといけませんね!
これからも応援よろしくお願いします(´ω`)